こんな時代にもめげず、振袖着用。
着付け
今日は、1月を延期して行われるはずだった成人式の式典の日でした。
ウィルス感染拡大の影響で式典が中止になったことは、とても残念なことです。
そんな中、
「一生に一度の機会だから」
「写真撮影だけでも」
「おじいちゃん、おばあちゃんに見せるために」と、
この状況にめげることなく振袖を着られるお二人の方から、着付けのご依頼をいただきました。
最初の方は、美容室TINOさんからのご依頼で、2回目のコラボとなりました。
振袖は、お母様の着られたもので、親子二代で着られることになりました。
お二人目の方の振袖は、ご親戚から借りられたものです。
着付けを終えて出て来られたお嬢様の姿を見て、込み上げてくるものを抑えたり、喜びを噛みしめておられるご両親の姿が印象に残りました。
こんな時代だからこそ、延々と受け継がれてきた日本の儀礼や、家族のつながり・絆を大切にすることが大事であると感じさせていただきました。
数年後、数十年後に「たいへんな時代だったけれど、あの時に着物を着て良かった」と思っていただけたら嬉しいです。
ご家族皆さまの繁栄をお祈り致します。